私の実家は土木建設業を営んでいた関係上、幼い頃より多くの建築物等に接してきました。ある時は、電気や水道、もちろんトイレも無いような現場から、ビルや住宅が建ち並ぶ市街地まで多くの現場に連れて行かれたモノです。

土建業は建物や道路等を作るだけではなく、新設のために既設の建造物を解体撤去したり、耐久年数の過ぎた建造物解体作業というのも当然含まれてきます。この解体作業というのは、思わぬモノが出てくる場合が多く、その中の一つにシロアリに蝕まれた柱や壁、床などがあります。外観上は全く異常が無いように見える建造物でも、解体してみるとシロアリの巣になっていたというケースは非常に多く、解体中に以前の持ち主などが覗きに来られ、驚いて帰られることも、決して珍しいことではありませんでした。

シロアリというのは、家族の大事な財産である家屋を蝕む害虫です。コレに蝕まれると、外観上は問題が無くても、家の骨格である床や柱、壁などを内部から食い尽くし、外側から目視できる状態のときは、内部は既にボロボロで手の施しようがないケースがほとんどでした。耐久年数を過ぎた古い家屋であれば、まだ諦めもつきますが、未だ住宅ローン返済中とかになると、見ている方も辛く、正直目も当てられません。でも、修復出来るレベルであれば、まだ救いようもあるのですが、不思議と修復が難しい箇所をシロアリは食い尽くしていきます。経験上、ウチは「家が新しいから大丈夫」という、観念は捨てた方が良いかもしれません。

シロアリは、住宅ローン返済中だとか、古い家屋だとか、人の事情は考慮してくれませんので、自己防衛が一番大事になってきます。



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